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12月17日に広島大学霞キャンパスにて、株式会社新日本科学　専務執行役員　前臨床カンパニープレジデントの角崎　英志先生を講師に迎え、広島大学トランスレーショナルリサーチセンター　杉山大介教授を座長に、「非臨床ＰＯＣ～特に生物学的安全性試験について～」をテーマとするセミナーを開催しました。

会場には研究者以外に学生の参加もあり、Web参加と合わせて34名の方に御参加いただきました。

角崎先生からは、埋植試験や血液毒性試験等の試験方法についての説明、マウス、ウサギ、ブタやヒツジ等の動物種の説明がありました。試験はJIST0993-1あるいはISO10993に準拠し、教育と訓練が十分になされ経験豊富な専門家によって行われなければならないとご説明いただきました。

参加者との質疑応答の中では、例えば骨セメントのように埋め込む物で、原料の比率が変わった場合にも試験が必要かとの質問がありました。個々の原料についてはデータがあるものの、混合したものから溶出するものは同じとは限らないと考えられるので、新たなデータが必要になるだろうと説明していただきました。また、試験費用について、徐々に厳格化される基準に対応し、専門家が長期間の試験を行わなければならないことから、以前にくらべてコストが増大していることが論点になっていました。

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