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1月15日、一般社団法人　日本医療機器テクノロジー協会（MT ＪＡＰＡＮ）専務理事　三澤 裕先生を講師に迎え、広島大学トランスレーショナルリサーチセンター　繁本憲文 准教授を座長に、「医療機器開発の動向～新たな時代の潮流を捉える～」をテーマとするセミナーを開催しました。

今回のセミナーはWeb配信で開催し、42名の方に御参加いただきました。

三澤先生からは、これまでの予防、診断、治療、予後に加えて、「予知」と「機能維持」が重要であること、ビッグデータと組み合わせた個別医療領域の成長が期待されることについてお話しいただきました。また、シーズを中心にして開発を行うのではなく、あくまでニーズにマッチさせて事業化を見据えた開発を行うことが重要であることをお話しいただきました。

参加者との質疑応答では、コロナ禍で企業関係者が臨床現場にアクセスできなくなっており、遠隔等の取り組みがあるものの、現場ニーズの収集は困難な状況が続いていることが議論されました。また、企業の権利の保護としては特許戦略に限らず、むしろ製造技術や品質管理に注力した方が他社に対して有利な場合があることを示していただきました。