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活動報告
令和2年度 第6回「ひろしま医療機器開発セミナー」を開催しました。
1月22日 札幌医科大学医学部 先端医療知財学 教授 石埜 正穂 先生を講師に迎え、広島大学 トランスレーショナルリサーチセンター 杉山 大介 教授を座長に、「ヘルスケアデータと個人情報保護」をテーマとするセミナーを開催しました。
今回のセミナーはWeb配信で開催し、44名の方に御参加いただきました。
石埜先生からは、Society5.0などにおいて人々が自身のデータを有効に活用することができるような仕組みづくりが進められていること、高度情報通信社会の到来を見据えて個人情報保護法の改正が行われ、その結果、人を対象とする医学系研究に関する倫理指針も改訂されてきたことについて御説明がありました。
医療関係ビッグデータのより有機的・大規模な集積を可能にするインフラの整備が進んでおり、個人情報保護制度はそのような取り組みを安全・安心面から担保するものであること、医療情報の公益的な二次利用を促進する環境が一層醸成されていくことについてお話しいただきました。
参加者との質疑応答では、公益性を重んじれば、医療機関は次世代医療基盤法に対応して情報の質を整える準備を進めておく方がよいと考えられること等が話し合われました。