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活動報告
令和2年度 第7回「ひろしま医療機器開発セミナー」を開催しました。
3月5日 東京医科歯科大学副理事 統合イノベーション推進機構 教授 飯田香緒里 先生を講師に迎え、広島大学 トランスレーショナルリサーチセンター 杉山 大介 教授を座長に、「医療機器開発における産学連携リスクマネジメント~利益相反管理を中心に~」をテーマとするセミナーを開催しました。
今回のセミナーはWeb配信で開催し、29名の方に御参加いただきました。
飯田先生からは、産学連携と契約、利益相反管理(COI)についてお話しいただきました。医療機器開発とアカデミアへの期待、産学連携リスクマネジメントの目的、産学連携と契約に関するポイントや契約の怖い事例、共同研究契約では、研究成果や研究発表の自由が確保されているかのチェックポイントに引き続き、COIの存在自体が問題ではなく、弊害発生への懸念を払拭するためにCOI管理が必要なこと、研究開始・実施時のCOIを抽出し、重大なCOIを特定し、適切な措置をとるCOI管理の具体的な方法や、研究成果公表時に求められるCOI開示、組織としてのCOIマネジメントの重要性についてお話しいただきました。
参加者との質疑応答では、COIマネジメント委員会の委員には、当該臨床研究の内容について詳細がわかる先生、支援に携わる先生、産学連携の形態に詳しい人に加え、外部の方の目を加えることが重要であること等が話し合われました。